潰れていくお店に見られる予兆と対策
こんにちは。
コピーライターの山崎 嵩幸です。
今回は、あるショッピングモールの中に入っていたお店のお話です。
そのショッピングモールは近所なので昔から通っているのですが、その中にモールのオープン当初からずっと入っていた老舗の楽器屋チェーン店がありました。
地元民にとっては「ある」ことが当たり前な存在。
そういうお店ってどの地域でも存在すると思うんですよ。
僕も昔、学校の指定教材として使っていたリコーダー(縦笛のことです)を失くしたときに、そのお店で取り寄せてもらって買ったことがありました。
ですがある日、
その楽器屋は突然消えた
のです。
モールの中なので、お店のスペースがぽっかりとそこだけ空いてしまった状態に。
お店が無くなってしまっているのを瞬間は、開いた口がふさがりませんでした。
「嘘だろ、マジかよ」と口をついて出ましたね。
はっきり言って、当たり前に「ある」ものだと思っていたお店が無くなっていたのを見てショックでした。
まさか十年以上も入っていた老舗のお店が消えるなんて、と。
どんなお店だって潰れるときは潰れる、そんな現実をありありと見せつけられてしまいました。
潰れる予兆はあった
なぜ潰れてしまったのか。
後になって考えていたのですが、予兆はあったなと思います。
まず1つ目として、モール自体のお客様の数が年々減っていること。
これは近年、顕著になってきました。
そのショッピングモールは地元ではかなり大きなお店であり、市民の生活を支えるために中心となっている重要なお店なのですが、ここ近年は見るからにお客様の数が減っています。
他にもお店が沢山できたこと、インターネット通販の発達、などが主な理由になりそうです。
特に後者でしょうか。
お店にわざわざ出向かなくても、大半の物がインターネットで買えるようになってきました。
僕も10000円を超えるような大きな買い物は、インターネットを利用することが多いです。
理由はいくつかあって、
- 家まで運んできてもらえる
- インターネットの方が値引きが大きい
- 類似商品やライバル店との比較が簡単にできる
などが理由となっています。
その他に、こまごまとした日用雑貨であっても、重かったり、かさばったりして家まで運ぶのが面倒な商品の場合は、インターネットを利用するのが圧倒的に楽だと思っています。
恐らくその楽器屋も、そのような時代のあおりを受けて撤退を余儀なくされた、というような流れでしょうか。
思えば最近は、いつ行ってもその楽器屋さんにお客様が出入りしている様子はあまり見られませんでした。
楽器屋なので修理などのサービスも行っているでしょうが、地方のお店にわざわざ持ち込んでくる人も少ないのかもしれませんね。
インターネットが最大のライバルなのか?
ちなみにそのお店自体はチェーン店なので、他のショッピングモールに行けば支店は沢山あります。
ですが、地元ではその一店舗しかなかった上に、老舗だったので、無くなったこと自体がショックでしたね。
これからの時代は、実店舗のお店でありながら、インターネットもライバルになりえますね。
そういった部分も含めて、「このお店がいい」とお客様に選んでいただける工夫をしていきたいところです。