リスクの多い仕事とは

こんにちは。

コピーライターの山崎です。

先日、あるショッピングモールに出かけたところ、前職の会社で一緒だった同僚と偶然会いました。

僕の前職は警備会社の社員で、現場に派遣する社員のシフト調整なども行っていたのですが、前職の同僚と話すことで、リスクの多い仕事について考えるきっかけになりました。

リスクの多い仕事とはどういう仕事のことか

これは、経営者側としての考えでリスクの高い仕事のことです。

社員として使われる側の話ではありません。

そういった意味では、警備業やバイト派遣などの「人材派遣業」という仕事は、けっこうリスクが高いなと感じています。

まず業界の簡単な構図はこうなっています。

自社(人材を集める)→スタッフとして派遣→クライアント先で仕事をする

というような形です。そして派遣料をいただくビジネスモデルですね。

そしてリスクとしてはこんなものがあります。

・派遣先でスタッフがやらかす(仕事のミス、器物破損、ケガ、賠償問題)

・事故が発生した場合、派遣元(自社)にも責任が及ぶ

・情報漏洩

などがあります。

業界の特性上、多くのスタッフを派遣しないと仕事として成り立たないので、会社には割と不特定多数の人が出入りします。

その中には様々な人がいるわけです(仕事のプロもいれば、病気持ちの人も)。

それゆえ、派遣先でのトラブルが日夜絶えない仕事ともいえるんですよね。

けっこう体力がないと経営としては難しい仕事だと考えています。

経営の上で選ぶべきビジネスモデルって?

ビジネスモデルは経営する上で根幹になるので、とにかく大事なことですよね。

扱う商品が良くても、ビジネスモデルが悪いと全てが上手く回りません(経験済み)。

では「ビジネスモデルが悪い」というのはどういう状態なのかといいますと、

とにかく「トラブルの起きる可能性が高い」ビジネスモデルは、やっていてしんどくなるモデルとも言えるでしょう。

この「しんどい」というのは明確な基準がありませんが、一つの指標となるのではないでしょうか。

お客様のことを考えられているか

・トラブルが多い

・クレームが起きやすい構造になっている

・原価や仕入れ値が高くて利益が取りにくい

他にもいろいろあると思いますが、これらはやっていてしんどくなるビジネスモデルの症例ですよね。

裏を返せば、お客様のことをどれだけ考えられているか、がビジネスモデルの良し悪しに出てきます。

例えば「クレームが少ない」というのは、お客様にとって心地の良いビジネスモデルであることの証です。

心地悪いからクレームが起きるんですよね。

そこを改善していくのが「企業努力」と言えるのではないでしょうか。

つまり、しんどくなるビジネスモデルの裏を返すと、お客様のことをあまり考えられていない粗いビジネスモデルである、とも言えるんですよね。

価格なども企業努力の証

例えば300円の商品があるとします。

原価200円だとします。

配送料もろもろ引いて利益50円だとします。

でも店主としては、50円の利益ではしんどいと感じている状態。

ではどうすればしんどくない状態になるのか。

いくつか選択肢はありますが……、

1、単価を上げる

2、原価を下げる

大きく分けるとこの2つでしょうか。

楽な道は1ですよね。でもこれをやると単純にお客様に負担を強いることになり、不満が上がります。

クレームに繋がり、単純に単価を上げただけでは客離れが起きます。

楽ではありませんが、お客様のことを考えられているのは2。

お客様に負担を強いることなく、お値段据え置き。

でも仕入れルートなどを見直したり、新たに開拓することで、原価を下げる。

企業がしんどくならない上に、お客様の不要な恨みを買うことも無い。

簡単ではないかもしれませんが、結果としてだいぶ楽になります。

これが企業努力であって、お客様のことを考えられている、かつ良いビジネスモデルづくりと言えますよね。

こういった良いビジネスモデルをつくっていくことでリスクも減っていく。

経営者としてはこういった仕組み作りを意識していきたい所ですよね。

山崎

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です